今期4~6月は20%営業増益も不透明 中間決算は2月までに公表

事業は好調とはいえ、やはり不適切会計の調査が見えるまで株価は浮上しづらいと考えられます。今期(26年3月期)は第1四半期で前年同期比20.5%増を達成し、通期でも増益を計画していましたが、下振れが想定される状況です。

【エア・ウォーターの業績予想(26年3月期)】
・売上収益:1兆1500億円(+6.9%)
・営業利益:840億円(+11.6%)
・純利益:530億円(+8.0%)
※()は前期比
※同第1四半期時点における同社の予想
※上記と別に不適切な会計処理(損失の先送り)に関し影響額25 億円を認識
※不適切会計に伴う影響額は拡大の可能性あり

出所:エア・ウォーター 決算短信

特別調査委員会による調査結果は、判明次第すぐに開示するとしていますが、具体的な日時は言及されていません。中間決算は、現時点では最長で26年2月までに公表するとしていますが、再延期の可能性もあります。当面は、株価は不安定な状況が続きそうです。