iDeCo(イデコ、個人型確定拠出年金)は老後資金を準備する上で重要な制度の一つだが、運用中に金融機関が破綻したらどうなるのか不安に思う人も多いだろう。
実は、運用している商品タイプによって保護される範囲が異なるのをご存じだろうか?
投資信託、預貯金、保険それぞれの保護範囲を正しく理解しておこう。
●前編『自分の資産は守られる?金融機関の破たんでiDeCo口座はどうなってしまうのか』
もし金融機関が破たんしたら…iDeCoで積立していた商品はどうなる?
iDeCoの金融機関が破たんした場合、運用している商品によって保護される範囲が異なる。簡単にまとめると以下のとおりだ。
【まとめ表 iDeCoの金融機関が破たんした際の保護範囲】
大別するとiDeCoの運用商品は、価格変動型の「投資信託」と、元本確保型の「預貯金」「保険」の3種類がある。商品によって預け先も異なることから、それぞれについてiDeCoの金融機関が破たんした場合にどのように扱われるのかを詳しく見ていこう。

