応募はチェックシートの提出のみで完結
DCエクセレントカンパニーは企業型確定拠出年金(DC)の制度運営に積極的に取り組み、加入者(従業員)が制度を有効活用できる環境づくりに努め、優れた成果を挙げている企業に贈られる称号だ。特定非営利活動法人 確定拠出年金教育協会(NPO法人DC・iDeCo協会)が2011年から実施している表彰制度として普及している。
2025年4月から、従来の表彰制度に加えてより多くのDC運営企業の制度担当者の活動に光を当てることを目的に認定制度を開始している。同協会が優良と定める基準を明示し、その基準をクリアする企業を「DCエクセレントカンパニー」として認定する仕組みだ。
認定制度は企業型DCの制度運営に優れた企業を見える化し、社内外に知らせることで加入者本位の制度運営を広く促進することを目指している。なお、認定には継続教育部門とガバナンス部門の2部門が設けられ、両方に応募することも可能だ。
認定制度の特徴としては、中小企業も応募しやすいように自己診断のチェックシートの提出のみで完結する簡便な仕組みとしている点にある。はたしてどのようなポイントをクリアすれば認定が得られるのか。その詳細を11月18日に行われたオンライン説明会の内容からひも解いていく。
●前編「企業型確定拠出年金「加入者ファースト」を実践する優れた企業を“見える化”「DCエクセレントカンパニー」認定制度とは」
