若い世代ほど「将来が見えない」?

年代別に見ると、「まったく足らない」と感じている人は50代が最も多いが、すべての年代でその割合は増加している。また、20代では「わからない」と答える人が他の年代より多く、若い世代ほど将来に対する不確実性を強く感じている可能性がある。

金融資産額についての認識

金融資産額についての認識を表した図表
 
出所 内閣府「令和7年度年次経済財政報告」
 

こうした不安から、所得が増えても消費に回さず、貯蓄を優先する傾向が強まっていることが示唆される。

●何のために貯蓄をするのか…足りないと見込んでいる資金とは? 中編「変わる「貯蓄の目的」ランキング “順位下落”の教育費の一方で、増えたものは?」にて詳報する。

調査概要 白書名:「令和7年度年次経済財政報告」 調査主体:内閣府 公表日:2025年7月29日