住宅ローン金利に動きも、補助金活用に光明か

続いて九州の景気ウォッチャーたちによる先行き判断の理由のコメントを深掘りしていく。まずは家計動向関連で先行き判断コメントが多かった順(□不変、▲やや悪、○やや良、以下略)に見ていこう。

スーパー総務「スーパーマーケット業界の構造的な問題で大手資本の地方進出による顧客争奪戦が激しくなっており、地域密着型の事業を展開しているローカルスーパーにとっては、商品の調達コストの違いや設備の利便性等に差が生じてしまうことがネックとなっている」(□不変)

住宅販売会社従業員「住宅ローン金利変動の動きが出てきている時期でもあり、今後もお客がタイミングを計りながら動くと推察され、今の状況は継続していくと予測される」(□不変)

ショッピングセンター支配人「現状は前年比105%程度で推移しており順調にみえるが、米を始め生活必需品の物価高騰により消費者からは懐事情が厳しいという声が少なくない。一方で米の売価の見直しや映画のヒット作などあれば現状を維持していける可能性も十分にある」(▲やや悪)

住宅販売会社代表「物価高は続いており、金利の上昇傾向を踏まえ悪くなっていくと予想している。住宅の補助金などを活用することにより、性能を有する省エネ住宅に関しては上向いていくと考えている」(▲やや悪)

通信会社業務「低圧の新電力販売をサブ事業として行っており、販売手数料増額が予定されている」(○やや良)