「お金があるうちに」と…税金をまとめ払いに
続いて東北の景気ウォッチャーたちによる現状判断の理由のコメントを深掘りしていく。
まずは家計動向関連で現状判断コメントが多かった順(□不変、▲やや悪、○やや良、以下略)に見ていこう。
乗用車販売店従業員「販売量は変わらない。イヤーモデルチェンジ等で現行車種の生産が停止。新型車の発表が決まらない限り受注できる車種も限定され、販売量が伸びない」(□不変)
コンビニ店長「税金等の払込みは、お金があるうちにか1年分をまとめて払う人が多くなっている」(□不変)
通信会社経営者「放送サービスは新生活応援キャンペーンによる有料放送の加入者が極端に少なかった。インターネットサービスは競合他社との価格競争が激しく、新規加入者数が大きく減少。アパート、マンションのインターネット一括導入サービスも大家の設備投資にブレーキが掛かったため半減」(▲やや悪)
スーパー店長「米の売上が前年比200%と大きく伸びている反面、青果、鮮魚、精肉、総菜の売上が落ち始めている。家計支出のバランスを取っているとみている」(▲やや悪)
一般小売店[書籍]営業担当「地元ゆかりの作家の作品が業界の大きな賞を受け、その本の売行き分がプラスに」(○やや良)
一般レストラン経営者「お客からは物価上昇が続いており家計の負担が増しているとの話を多く聞く。当店でも人件費等の経費増加が経営を圧迫。閉店や廃業をする取引先の業者も出始めている」(×悪)
競艇場職員「常連客に加え、大口客の利用も多く、売上が増加」(◎良)