仕事と勉強の両立がカギに

前問の調査結果からいえば、回答者の7割超※がリスキリングに取り組んでいないことになる。取り組むうえで足かせになっているものは何だろうか。

出所:ヒューマンホールディングス株式会社 40歳のキャリア実態と「なりたい自分」意識調査2025

同調査では「リスキリングに取り組む上で足かせになっているもの」についても質問している。最も回答率が高いのは「仕事の忙しさ」(26.8%)だった。僅差で「金銭の不足」(26.6%)が続く※。

※回答者数768人、複数回答可

仕事といかに両立して時間と金銭的な問題を解決するかがカギとなるのだろう。また「リスキリングに関する知識不足」(25.0%)を挙げる人も一定数いた。教育訓練給付金などのように条件を満たせば国から金銭的な補助を受けられる場合もある。こうした情報の周知が進めば、リスキリングに取り組む人は増えるかもしれない。

調査概要 調査名:40歳のキャリア実態と「なりたい自分」意識調査2025 調査主体:ヒューマンホールディングス株式会社 調査対象:企業や組織・団体に勤務する1985年生まれの男女1000人(男性:500人/女性:500人) 調査期間:2025年5月19日~2025年5月20日