【東京23区】「千代田区」「港区」は3億円に迫る
今回参考にするのは、不動産関連サービスを手掛ける株式会社マーキュリーによる中古マンション価格動向に関する調査だ。まずは東京23区から結果を見みていこう。
千代田区、中央区、港区、新宿区、文京区、江東区、品川区、目黒区、世田谷区、渋谷区、豊島区と、実に23区の半分近い11区で平均価格が1億円超えという結果だった。中でも「千代田区」「港区」は2.9億円を超え、3億円に迫る水準だ。

また新築分譲時からの平均騰落率を見ると、最も高いのは港区で171.8%だった。千代田区(147.4%)、中央区(126.8%)と続く。中古価格が新築分譲時の2倍を超える計算だ。築年数別で平均騰落率が最も高いのは港区の「築11~15年」で、233.6%と新築分譲時の3倍を超えている。超高級マンションが立ち並ぶ3A地区(麻布・青山・赤坂)のタワーマンションなどが騰落率を押し上げているようだ。