iDeCoで選べる投資信託の種類
iDeCoで運用できる商品は大きく、預貯金、保険などの元本確保型と投資信託の価格変動型に分けられます。そのうち預貯金や保険が選ばれている割合は約26%、残り約74%が投資信託等となっています(出所:「確定拠出年金統計資料(2024年3月末)」運営管理機関連絡協議会、以下同)。
投資信託は運用方法の違いによってパッシブ型、アクティブ型に大別されます。パッシブ型は市場の指数に連動するリターンを目指し、アクティブ型は市場平均を上回るリターンを目指して運用されます。
指数には、例えば日本の株価指数なら日経平均株価、アメリカの株価指数ならS&P500などがあります。なお、パッシブ型はインデックス型と呼ばれることもあります。
パッシブ型の投資信託の運用は指数をベンチマークとするシンプルな方法であるため、アクティブ型と比較すると運用にかかるコストが相対的に低く設定される傾向にあります。一方、アクティブ型の投資信託は市場平均より高いリターンを狙うため、組み入れる銘柄の調査などに手間暇がかかる分、運用コストに反映される傾向にあります。自身のリターンの目標や運用スタイルに応じて選択する必要があるでしょう。