成長投資枠は選択肢が多い 初心者はつみたて投資枠がおすすめ

最後につみたて投資枠と成長投資枠の違いを紹介します。

成長投資枠では個別の株式と投資信託に投資できます。投資信託は、つみたて投資枠の対象商品も投資できます。また国の基準を満たさない投資信託も対象です。商品の選択肢は、成長投資枠の方が幅広い仕組みとなっています。

ただし株式は監理銘柄と整理銘柄には投資できません。監理銘柄は上場廃止のおそれがある株式、整理銘柄は上場廃止が決定した株式を指します。また投資信託は、信託契約期間20年未満や毎月分配型、ヘッジ目的を除くデリバティブ型の銘柄は、成長投資枠でも対象外です。

【新NISAで投資できる商品の概要】

つみたて投資枠の対象商品に設けられた基準は、投資の自由度を狭める側面もあります。とはいえ、初めて銘柄を選ぶ層にとっては、比較的優良な銘柄に出会いやすい仕組みであるともいえます。

銘柄の選定に自信がない初心者は、まずはつみたて投資枠からスタートするようおすすめします。成長投資枠は、投資に慣れてきたころに検討してみてください。