60代は「預貯金」「株式」「投資信託」、いくら持っている?

具体的に金融資産は何をどのくらい持っているのでしょうか。単身世帯、二人以上世帯ともにトップは「預貯金」、2位「株式投資」という結果に。まずは単身世帯から詳しく見ていきましょう。

60代の金融商品(種類別)保有額ランキング(単身世帯)

出所:金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査2023年」(※金融資産保有世帯、実数282)

1位    預貯金(運用または将来の備え)    972万円(うち定期性預貯金473万円)
2位    株式    459万円
2位    投資信託    260万円
4位    個人年金保険    181万円
5位    生命保険    139万円

60代単身世帯が持つ金融資産は1位が「預貯金」約970万円。2位の「株式」約460万円を大きく引き離しています。3位は「投資信託」260万円。株式同様、60代でもまだリスク性資産が上位にあります。4位は「個人年金保険」がランクインし、公的年金にプラスアルファで備えていることが伺えます。続いて二人以上世帯です。

60代の金融商品(種類別)保有額ランキング(二人以上世帯)

出所:金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査2023年」(※世帯主60代かつ金融資産保有世帯、実数807)

1位    預貯金(定期性預貯金含む)    1130万円(うち定期性預貯金559万円)
2位    株式    520万円
3位    生命保険    264万円
4位    投資信託    243万円
5位    個人年金保険    184万円

60代が世帯主の二人以上世帯は平均2588万円の金融資産を持っていると上述しました。そのうち一番多くを占めるのは「預貯金」で1130万円(うち定期性預貯金559万円)。つまり約4割を預貯金で持っているということです。預貯金が1000万円を超えるのは60代のみでした。2位は「株式」520万円。3位は「生命保険」264万円。単身者では個人年金保険の方が順位が高かったですが、二人以上世帯では家族がいる分、生命保険で備える額の方が多いようです。

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