平均支給額は83万5133円、 昨年より3.4%アップ
民間調査機関である、一般財団法人 労務行政研究所が東証プライム上場企業を対象に2024年年末一時金(賞与・ボーナス)の妥結水準の調査を実施。支給水準については183社、支給月数については182社から得られたデータを集計し、分析を行いました。
結果、2024年冬のボーナスの支給額(妥結額)は平均83万5133円。80万28円だった昨年から3.4%増です。業種別では、昨年からの増加率が高いのは、「電力」が11.2%増、「紙・パルプ」9.4%増、「機械」が7.9%増です。円安で輸出関連企業の業績がいいという報道もあるなかで、国内を事業基盤とする電力や紙・パルプが上位なのは意外に感じる人もいるのでは。物価高騰に対して値上げなどがうまくできているのかもしれません。
ちなみにボーナスの水準が高いのは「輸送用機器」が94万807円、「鉄鋼」が93万1513円、「電気機器」が92万1683円と輸出関連業種が並びます。