「制度に好意的」が7割を超える 「30代」が最も顕著

今回の調査は人材情報サービスを提供する株式会社アイデムが実施。2024年8月1日から8月31日までに自社サイトから求人に応募した人407人に第3号被保険者制度の説明文を読んでもらったうえで、制度の是非を質問しました。

結果、「どちらかと言えば賛成」「賛成」と回答した人がそれぞれ44.2%、29.5%と、制度に好意的な人が7割を超えました。制度の廃止・縮小の議論とは裏腹の結果ですが、廃止してしまったら混乱が起きないのでしょうか。

また男女別では、制度に好意的な人(=「どちらかと言えば賛成」+「賛成」)は、「男性」が77.3%に対し、「女性」が69.3%にとどまりました。第3号被保険者の大半は女性。しかし最近は女性でも男性並みにフルタイムで勤務する人も増えていることから、制度の不公平さを感じる人が女性では比較的多い可能性も。

一方で年代別だと、制度に好意的な人は、「30代以下」が80.9%と全世代で最多。若い世代だと独身や共働きなど、第3号被保険者に該当しない人が多くいそうなので、意外な結果と感じる人もいるのでは。専業主婦が比較的多いと思われる自分の親世代のことを気にしているのかもしれません。

出所:株式会社アイデム 「仕事探しに関するアンケート調査」