「持ち家」という資産形成

資産形成の観点で「持ち家」を選択した場合、以下の特徴があります。

・持ち家取得による老後の住宅コスト軽減が、老後資金・年金と同等の役割を果たす
・持ち家取得は、住宅ローン返済義務による半強制的な資産形成の仕組みになっている
・住宅ローン減税のような制度的な優遇策を受けられる
・住宅ローン金利の影響で取得に必要な総支払額が変わる

国では戦後から持ち家促進政策を一貫して推進しており、その結果、60歳以上の世帯における持ち家の割合は約8割と安定しています。これは結果として老後資金の資産形成の基盤として機能しています。どのような住宅を選ぶかは生涯のマネープランに大きく影響します。早めの計画的な準備・検討が推奨されます。

(執筆:村井幸博)

●40代で必要になる人生の後半をデザインするための準備については、次回の記事【公的年金だけで豊かな老後は難しい…“人生の折り返し地点”の40代でやるべき「重要な対策」】で詳説します。

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