【インド株に投資するには?】投資信託やETF、ADR(米国預託証券)を活用する
日本からインドの個別株式を直接買うことはできません。次の方法を通じてなら可能です。
方法①:インド株を投資対象とする投資信託・ETFに投資する
インドの株価指数SENSEXに連動する運用成果を目指すインデックスファンドや、中小型株やインフラ関連など特定の銘柄を集めて運用するアクティブファンドなど、インド株を投資対象とする投資信託・ETF(上場投資信託)はたくさんあります。
「eMAXIインド株インデックス」「iFreeNEXTインド株インデックス」「HSBCインド・インフラ株式オープン」など幅広い選択肢があり、投資先に困ることはないでしょう。ただし、アメリカなど先進国が対象の投資信託に比べるとインド株投信は信託報酬の水準が高いこともあり、必ず事前にチェックすることがポイントです。
株式と同じように取引したいなら、ETFが候補に挙がります。インドのナショナル証券取引所の代表的な株価指数「Nifty50指数」に連動する運用成績を目指す「NEXT FUNDS インド株式指数・Nifty50連動型上場投信」「iシェアーズ Nifty50インド株ETF」などに投資することが可能です。海外ETFでは「ウィズダムツリーインド株収益ファンド」などもあります。
方法②:ADR(米国預託証券)を活用する
「ADR」は「American Depositary Receipt」の略で、日本語では「米国預託証券」と呼びます。ADRは米国市場で売買することができる外国企業の証券のことを指し、一部のインド株はADRを通じて取引ができます。
ADRで取引できるインド株の代表例
・インフォシス(ソフトウェア開発の世界的企業)
・HDFC銀行(金融サービス複合企業)
・ウィプロ(IT大手)
・ドクターレディーズ・ラボラトリーズ(製薬メーカー)