iDeCoに加入する会社員や公務員が増えている。2023年中は32.2万人が加入し、うち26.5万人を2号加入者(会社員や公務員)が占めた(出所:iDeCo公式サイト iDeCo(個人型確定拠出年金)の加入等の概況(2023年12月))

会社員や公務員の加入が広がったことで、退職金とiDeCoの双方を受け取る人が増えると予想される。

退職金とiDeCoの一時金は、どちらも退職所得に相当する。受け取り方によっては税負担が増しやすいため注意が必要だ。

退職金とiDeCoを同時に受け取るときの注意点を紹介したい。また異なる年に受け取るとき、どちらを先に受け取れば税額を抑えやすいのか整理する。