公務員の退職金の相場

公務員は退職金をどれくらい受け取っているのだろうか。国家公務員と地方公務員に分け確認する。

国家公務員(常勤職員)は以下の通り。勤続25年~29年で1663万円、勤続30年~34年で1991万となっている。比較できる勤続34年までは民間企業の大卒・大学院卒より多くの額を受け取っているようだ。

【国家公務員の1人あたり退職金(常勤職員)】

 勤続25年~29年 1663万2000円
 勤続30年~34年 1991万7000円
 勤続35年~40年   2303万8000円
 勤続40年以上 2234万7000円

※退職事由:定年

出所:内閣官房 退職手当の支給状況(2022年度)

【民間企業の1人あたり退職金(大学・大学院卒)】

 勤続25年~29年  1559万円
 勤続30年~34年 1891万円
 勤続35年以上  2037万円

※退職事由:定年、年齢:45歳以上(管理・事務・技術職)

出所:厚生労働省 就労条件総合調査(2023年)

地方公務員は以下の通り。一般行政職員と技能労務職員を除き2000万円以上の退職金が支給されている。

【地方公務員の1人あたり退職金(全国)】

 全職員 2750万6013円
 一般職員 2749万0561円
 一般職員のうち一般行政職員 1750万7000円
 一般職員のうち技能労務職員  1950万6000円
 教育公務員 2757万5125円
 警察官(※1) 2226万7898円
 特定地方独立行政法人職員  3033万7000円

※勤続年数:25年以上、退職事由:定年退職・その他、年齢:65歳以上
※1.警察官は60歳

出所:総務省 地方公務員給与の実態(2022年)