勉強しつつ、まずは投資へ一歩ふみだそう!
投資を始めてみなければ身につかないこともあります。投資をすることで、実際にマーケットがどう動くのか、ニュースや誰かの発言がどう影響するのか、といったことを実感できる側面もあります。ただ、投資を始める前には、預金との違い、増え方や動き方のイメージ、投資したら増える可能性も元本割れの可能性もあることを知っているかどうか、細かいことは知らなくても「長期・積立・分散」という手法を聞いたことがあるかないかでは、全く何も知らない状態で始めるのとはだいぶ違うのではないかと思うのです。
皆がみんな、プロのようにさまざまな分析ができる必要があるとは思いません。現に私も証券アナリストやエコノミストのように正確に分析できるわけではありません。ですから、金融について、経済について、投資について、勉強して完全に理解しないと投資を始めてはいけない、ということもないですし、かといって、「本当に何にも分からないけど、とりあえず始めちゃえ」というのも違うと思うのです。
最近は金融リテラシーや投資などのセミナーが多く開催されているので、一度参加してみたら良いと思います(怪しそうなところはやめましょう)。それが難しい方は、金融庁や金融機関が出しているパンフレットを一読してみる、HPに目を通してみる、それだけでも全然違うと思うのです。
「投資はとりあえず始める? 金融教育を学んで完全に理解してから?」という疑問に対しては、月並みではありますが「勉強はしつつも、とりあえず少額から、長い目で投資を始める」というのが私なりの回答です。NISAや投資は、構えすぎず、まず1歩ふみだして始めてみるのが良いこと、同時にそういう感覚を持つことの大切さ、金融や投資の基本をお伝えして、迷っている方の背中を押すお手伝いをしていきたいと思っています。