「SBI・V・S&P500インデックスファンド」の純資産残高が1兆円を突破
6月は「SBI・V・S&P500インデックスファンド」に約191億円の資金流入があり、同ファンドの純資産残高は1兆円を超えた。これで、6月末時点で純資産残高1兆円を超えているファンドは6本となり、そのうち4本がインデックスファンドとなっている。月末ベースで1兆円超のファンドが6本になるのは、2000年以降で初めて。2024年からは新しいNISAも始まるが、純資産残高が1兆円を超えるファンドがどれだけ増えるかに注目している。
■SBI・V・S&P500インデックスファンド
基準価額 2万749円
信託報酬 0.0938%(年率・税込)
純資産残高 1兆110.44億円
<騰落率>
1カ月 8.50%
3カ月 18.12%
6カ月 25.52%
1年 23.75%
※6月末時点
6月の外国株式型のリターン1位は「eMAXIS Neo水素エコノミー」(22.18%)
6月の外国株式型のリターン1位は「eMAXIS Neo水素エコノミー」だった。同ファンドは、米国の金融商品取引所に上場している、日本を含む世界各国の水素エコノミー関連企業の株式に投資する。テーマ型ファンドで銘柄数を17と絞っているので、短期間で大きなリターンを得られる可能性もあるが、基準価額が大きく下落する可能性もあるので、注意が必要だ。
■eMAXIS Neo水素エコノミー
基準価額 1万2468円
信託報酬 0.792%(年率・税込)
純資産残高 10.17億円
<騰落率>
1カ月 22.2%
3カ月 14.2%
6カ月 18.3%
1年 13.1%
※6月末時点
「アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信Dコース毎月決算型(為替ヘッジなし)予想分配金提示型」の純資産残高が2兆円を突破
「アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信Dコース毎月決算型(為替ヘッジなし)予想分配金提示型」の純資産残高が2兆円を突破した。同ファンドは、マイクロソフトやアマゾン・ドット・コムなど米国の成長株に投資するアクティブファンドである。ハイテク株の比率が高いナスダック100指数は2023年に大きく上昇しており、同ファンドの6月末時点における6カ月騰落率は+31.1%、1年騰落率は+25.8%と、基準価額も大きく上昇している。ナスダック100指数は1998年、99年のITバブル時を上回るペースで上昇しており、下期も好調なパフォーマンスを維持できるかどうかに注目している。
■アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信Dコース毎月決算型(為替ヘッジなし)予想分配金提示型
基準価額 1万1786円
信託報酬 1.727%(年率・税込)
純資産残高 2兆94億円
<騰落率>
1カ月 7.1%
3カ月 19.4%
6カ月 31.1%
1年 25.8%
※6月末時点
文/山下耕太郎