初心者の入門用としておすすめ

のむラップ・ファンド(普通型)は、分散投資の効果から比較的小さいリスクとなることが期待でき、また投資比率の自動調節機能を持つためリバランス(※)の手間がありません。このことから、初めて投資に取り組む人に向く銘柄といえます。また、資産運用に時間をかけづらい人や、まとまった資金の運用にも向いているでしょう。

※リバランス:資産を再配分し、変動によって崩れた投資比率を元の水準へ戻すこと。

ただし、やはりリスクがないわけではなく、元本は保証されていません。投資する際は、その点に十分注意して判断してください。

なお、のむラップ・ファンド(普通型)はシリーズ間でスイッチング(※)が可能です(「年3%目標払出」「年6%目標払出」を除く)。投資後、やはりリスクを下げたいと思い直す場合は「保守型」や「やや保守型」を、反対にリスクを取ってリターンを追求したい場合は「積極型」や「やや積極型」への見直しも検討してください。

※スイッチング:別の投資信託へ乗り換えること。販売会社などによって異なるが、無料でスイッチングできる場合がある。

【のむラップ・ファンド(普通型)の概要】

銘柄 のむラップ・ファンド(普通型)  
運用会社 野村アセットマネジメント
ファンドのタイプ 内外バランス型
設定日 2010年3月15日
信託期間 無期限
決算日 2月18日
受渡期間 5営業日
販売手数料(最大、税込み) 1.1%
信託報酬(全体、税込み) 1.353%
信託報酬(販売会社、税込み)   0.44%
信託財産留保額 0.3%
主な販売会社 野村證券
東海東京証券
足利銀行

 

執筆/若山卓也(わかやまFPサービス)
証券会社で個人向け営業を経験し、その後ファイナンシャルプランナーとして独立。金融商品仲介業(IFA)および保険募集人に登録し、金融商品の販売も行う。2017年から金融系ライターとして活動。AFP、証券外務員一種、プライベートバンキング・コーディネーター。