国内の優良割安株に投資したいときの選択肢
ノムラ・ジャパン・オープンは、国内の上場企業のうち、割安性をベースにポートフォリオを構築します。競争力や経営力が強く、かつ中長期で業績拡大も期待できる企業に絞り込み、株価指標などから中長期的に割安だと判断される銘柄が投資対象です。
業績拡大が期待できるかどうかは、その企業が属する産業全体の動向にも着目して分析します。成長産業の場合はその業界内の競争力、成熟産業の場合はその業界で勝ち残れる可能性や市場シェアを評価し、最終的には企業訪問なども参考に銘柄を選定します。
【組入上位10銘柄(2023年3月末)】
銘柄 | 比率 |
日立製作所 | 6.5% |
ローム | 4.5% |
ソニーグループ | 3.6% |
第一三共 | 3.5% |
アドバンテスト | 3.5% |
横浜ゴム | 2.7% |
SOMPOホールディングス | 2.7% |
キーエンス | 2.5% |
ディスコ | 2.5% |
日本電信電話 | 2.4% |
つまりノムラ・ジャパン・オープンは、上記のようなプロセスを経て、今後の成長に期待できる国内の優良企業の株式に投資する投資信託です。これらの企業にまとめて投資したい人は、ぜひノムラ・ジャパン・オープンを検討してください。ただし、投資の際は目論見書記載のリスクや手数料を確認し、元本保証ではない旨を十分理解してから行ってください。
なおノムラ・ジャパン・オープンは2022年4月にファンドマネージャーが変わり、投資環境に応じてポートフォリオを変化させる方針を示しています。リスクオン局面では成長企業や景気敏感株を、リスクオフ局面では勝ち残り企業や安定業績株の割合を高めるとしています。
【ノムラ・ジャパン・オープンの概要】
銘柄 | ノムラ・ジャパン・オープン |
運用会社 | 野村アセットマネジメント |
ファンドのタイプ | 国内株式型 |
設定日 | 1996年2月28日 |
信託期間 | 無期限 |
決算日 | 2・8月の27日 |
受渡期間 | 4営業日 |
販売手数料(最大、税込み) | 3.3% |
信託報酬(全体、税込み) | 1.672% |
信託報酬(販売会社、税込み) | 0.7755% |
信託財産留保額 | 0.3% |
主な販売会社 | 野村證券 三菱UFJモルガン・スタンレー証券 東海東京証券 |
執筆/若山卓也(わかやまFPサービス)
証券会社で個人向け営業を経験し、その後ファイナンシャルプランナーとして独立。金融商品仲介業(IFA)および保険募集人に登録し、金融商品の販売も行う。2017年から金融系ライターとして活動。AFP、証券外務員一種、プライベートバンキング・コーディネーター。