ここに注目:「日系企業海外債券オープン(為替ヘッジあり)」が3位にランクイン
「日系企業海外債券オープン(為替ヘッジあり)」が3位にランクインしている。同ファンドは、日系企業が海外で発行する外貨建ての債券等に投資する債券型ファンドである。普通社債だけでなく、劣後債等に投資することで、高い金利収益の確保を目指す。ただ、米国では底堅い労働市場やインフレが進んでいることにより、FRBの利上げ姿勢が続いている。米金利の上昇が同ファンドには逆風となり、2月末時点における1年騰落率は-11.7%となっている。しばらく厳しい環境が続きそうだが、4月以降も同ファンドが三井住友銀行のランキング上位に入るかどうかに注目している。
■日系企業海外債券オープン(為替ヘッジあり)
基準価額 9022円
信託報酬 1.0285%(年率・税込)
純資産残高 155.41億円
<騰落率>
1カ月 -1.6%
3カ月 0.5%
6カ月 -4.6%
1年 -11.7%
※2月末時点
執筆/山下 耕太郎(金融ライター/証券外務員1種)
一橋大学経済学部卒業後、証券会社でマーケットアナリスト・先物ディーラーを経て個人投資家・金融ライターに転身。投資歴20年以上。現在は金融ライターをしながら、現物株・先物・FX・CFDなど幅広い商品で運用を行う。
ツイッター@yanta2011