新築戸建ての販売もすでにピークアウト?
新築戸建ての在庫数も見てみましょう。こちらも在庫が積み上がっています。新築の建て売りはもうかなり前にピークアウトしています。首都近郊で3000万円台から4000万円台の物件を購入される、いわゆる第一次取得者層にとっては手が届きにくい価格帯になってきており、そのために在庫が増えています。
これだけ積み上がってきているということは、近いうちに価格調整する可能性が高いと思います。つまり、住宅価格が下がってしまうということです。
逆にチャンスの人は誰?
逆に売りたい人は急ぐべきです。もちろん、不動産価格はサイクルを刻むので将来的に下がり続けることはなく、反転して必ずまた上がる時が来ますが、現在ほどの高い価格水準に戻ってくる元気があるかどうか……。日本のポテンシャルを考えると、こんなに高く売れるのは、最後のチャンスかもしれません。
今は、所有する不動産を見つめ直す、とても貴重な時期といえるのではないでしょうか。資産を不動産で持つべきなのか、金融商品で持つべきなのか。ご自身のポートフォリオ全体を見直すチャンスでもあると思います。そこをフラットに見て、考えてみるよい機会だと考えています。