2022年12月、りそな銀行で多くの資金を集めたのは以下のファンドだった。

 第1位「日経225ノーロードオープン」の概要

りそな銀行の12月ランキング1位は、「日経225ノーロードオープン」だった。同ファンドは、日経平均株価(日経225)に連動する投資成果を目指すインデックスファンドである。12月は-6.6%のマイナスリターンとなった。ただ、日経平均株価を対象にしたインデックスファンドは、株価が下落する局面で買いが増える傾向にある。12月は同ファンドに約446億円の資金流入があった。これは、国内公募株式投信(ETF除く)の中で5番目の大きさである。2023年1月以降も、日経平均株価が下落する局面では、同ファンドに買いが入る可能性は高いだろう。

■日経225ノーロードオープン
基準価額 1万8901円
信託報酬 0.55%(年率・税込)
純資産残高 2531.25億円

<騰落率>
1カ月   -6.6%
3カ月   0.56%
6カ月  -0.51%
1年      -8.16%

※12月末時点

全体を見て:バランスファンドが人気

りそな銀行では、バランスファンドの人気が高かった。ランキング2位の「アムンディ・サステナブル・インカム・ファンド」は、世界の株式と債券等に投資するバランスファンドである。ただ、株式ではREITやMLP(エネルギー事業を主な収益源とする共同投資事業形態)、債券ではハイイールド社債や新興国債券等など利回りの高い資産に投資するので、同ファンドの11月末時点におけるポートフォリオの配当利回りは8.4%と高い。11月は-2.12%のマイナスリターンとなったものの、高い利回りが期待できるファンドとして、2023年1月以降も、りそな銀行のランキング上位に入る可能性は高いだろう。

■アムンディ・サステナブル・インカム・ファンド
基準価額 1万4077円
信託報酬 1.58%(年率・税込)
純資産残高 350.9億円

<騰落率>
1カ月 -2.12%
3カ月   2.59%
6カ月   6.29%
1年     22.45%

※11月末時点