アクティブファンドとは?

アクティブファンドとはどのような商品かと言いますと、「ファンドマネジャーが投資判断に基づいて、ベンチマーク(指数)以上の収益を目指すファンド」と、紹介されていることが多いようです。

ベンチマーク(指数)とは簡単にまとめますと、日経平均株価など、一定のルールに基づいた複数の銘柄の平均値みたいなものです。運用の専門家がその指数の平均を上回ることを目指しているファンドが、アクティブファンドになります。ですから、良さそうなファンドがあると思い、思わず選びたくなる所ですが、実態は違うようです。

日本株ファンドでは約7割、世界株ファンドでは約9割のアクティブファンドが平均以下

投資信託の評価サイト、モーニングスター(https://www.morningstar.co.jp/)のサイトでアクティブファンドの状況を見てみました。日本株ファンドでは約7割、世界株ファンドではなんと約9割が平均以下の成績でした。

私自身、商品数は多くはありませんが、アクティブファンドに多く投資をしているので、この結果は非常に残念に思っておりますが、事実は事実なのでしっかりと向き合ってみたいと思います。

この集計ですが、短期的(過去1年など)で見ても、たまたま良かったという事などを避けるため、10年間の成績で見ています。

日本株メインで10年以上運用されているアクティブファンドは333本ありました。そこで日経平均株価と比較してみることにしました。ただ指数というのは、投資信託のコストなどは考慮されておらずあくまで計算上のものになりますので、日経平均株価に連動する実在するファンド、eMAXIS 日経225インデックスと比較してみます。

eMAXIS 日経225インデックス の10年間のリターンは、13.05%と申し分ない成績となっております。10年以上運用されているアクティブファンド333本に当てはめると、どの順位にいるかと言いますと110位に位置します。真ん中の166位より上位のようです。言い換えると、残りの224本、67.2%のアクティブファンドは、指数より悪い運用結果となっています。

ちなみに1位のファンドは30.47%、最下位のファンドは▲2.20% とまさに天と地ほどの差がついています。

続いて、外国株ファンド、これは先進国に投資しているファンドになります。若干、新興国を含んでいるものや、日本を含んでいるものもございます。ここでも、指数との比較ではなく実在するファンドとして、eMAXIS 先進国株式インデックスと比較します。

eMAXIS 先進国株式インデックスの直近10年間のリターンは、15.02%とこちらも良い成績となっております。10年以上運用されている外国株式アクティブファンドは130本。その中でeMAXIS 先進国株式インデックスの成績を当てはめると、なんと11位。本当にこれが平均に投資しているファンド?というぐらいに、良い順位となっています。悲しいことになんと91.5%のファンドが、指数に負けてしまっています。外国株なので、銘柄だけではなく、どの地域に投資しているかによっても差が出てくるのですが、なかなかの結果となっています。

こちらも、1位と最下位を見ておきましょう。1位のファンドは、10年間のリターンは22.89%、最下位は、▲1.92% と大きな差がついています。

偶然かもしれませんが、日本株、外国株ともに、最下位はテーマ型と言って、『〇〇に関連した企業に投資する』というタイプのアクティブファンドとなっています。テーマ型は時期によって当たり外れが大きく、長期保有に向きにくいとも言えるので、ご注意ください。