3兆円集める人気シリーズ
「アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信Bコース(為替ヘッジなし)」(以下:AB・米国株Bコース)に注目が集まっています。同銘柄の純資産総額は、2018年から5年連続で増加しました。2021年にはシリーズ全4本で3兆円を突破する快挙を成し遂げています。
【アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信Bコース(為替ヘッジなし)の純資産総額】
なぜAB・米国株Bコースに資金が集まるのか、理由を探ってみましょう。
なお、アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信シリーズで最大の純資産総額を持つのはDコースですが、同銘柄は2022年に純資産総額が減少していました。その点を鑑み、2022年も純資産総額を増やしたBコースを取り上げています。
【各コースの純資産総額】
2021年末 | 2022年末 | 増減率 | |
---|---|---|---|
Aコース | 1575億4700万円 | 1292億2100万円 | -17.98% |
Bコース | 5688億6400万円 | 6474億8200万円 | +13.82% |
Cコース | 6195億8900万円 | 3722億5200万円 | -39.92% |
Dコース | 1兆7368億1600万円 | 1兆6670億2000万円 | -4.02% |
【アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信Bコース(為替ヘッジなし)】
良好な成績が人気を後押し
AB・米国株Bコースが人気の理由は、好調な運用成績にあるでしょう。リーマンショックなどで下落した年もありますが、全体では多くの年でプラスを残しました。基準価額も、設定から4倍以上に成長しています(2022年末時点)。
【各年の騰落率(基準価額+分配金)】
70社以上の販売会社が純資産をけん引
良好なパフォーマンスを受けてか、AB・米国株Bコースの販売を開始する金融機関が相次いでいます。直近では2022年12月に「あおぞら銀行」が販売をスタートさせました。現在、AB・米国株Bコースを販売する金融機関は70社を超えています(2023年1月時点)。
【新たに販売を開始した主な金融機関】
・三菱UFJ銀行(2019年7月)
・SMBC日興証券(2019年7月)
・大和証券(2020年2月)
・りそな銀行(2020年9月)
・第一生命保険(2022年4月)
・あおぞら銀行(2022年12月)
販売会社が増加したことも、AB・米国株Bコースに資金が集まった理由の1つでしょう。