インデックス投資では物足りない人におすすめ
AB・米国株Bコースは、より大きなリターンを目指したい人におすすめの投資信託です。
アメリカ株式で運用される投資信託は多く、近年は特に「S&P500」や「NYダウ」といった株価指数に連動するよう運用されるインデックスファンドが人気です。平均的な運用に期待できる一方、リターンが平均を大きく超えることは基本的にありません。
AB・米国株Bコースは、高成長が期待されるアメリカ株式のうち、アライアンス・バーンスタインが収益性、投資の効率性、財務健全性が優れた「持続的な成長企業」50~70銘柄に投資する投資信託です。スクリーニングにおいては徹底的なリサーチが行われ、財務情報だけでなくESGといった非財務情報も厳格な調査が及びます。銘柄の選別が奏功すれば、平均を超えるリターンが期待できるでしょう。
ポートフォリオの構築には、日本法人としてのアライアンス・バーンスタイン だけでなく、グループ本体の「アライアンス・バーンスタイン・エル・ピー」及びその関連会社も参加します 。設立から50年以上続く米系の運用会社で、預かり資産はおよそ90兆円にも上ります(2022年9月末時点)。アメリカ株式の運用なら、これほど心強い存在もありません。
【組入上位10銘柄(2022年11月末時点)】
銘柄 | 比率 |
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マイクロソフト | 8.8% |
VISA | 5.7% |
ユナイテッドヘルス・グループ | 5.6% |
アルファベット | 5.2% |
バーテックス・ファーマシューティカルズ | 4.0% |
コストコ・ホールセール | 3.5% |
モンスター・ビバレッジ | 3.3% |
ゾエティス | 3.3% |
ホーム・デポ | 3.3% |
インテュイティブ・サージカル | 2.9% |
AB・米国株Bコースのように、組入銘柄を選別し、平均を超えるリターンを目指す運用をアクティブ運用といいます。アクティブ運用が必ず成功するわけではありませんが、少なくともAB・米国株Bコースはこれまで好成績を残してきました。
インデックスファンドの運用が劣るわけではありませんが、より積極的に資産を増やしたい人はAB・米国株Bコースを選択肢の1つに入れてみてください。
【アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信Bコース(為替ヘッジなし)の概要】
銘柄 | アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信Bコース(為替ヘッジなし) |
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運用会社 | アライアンス・バーンスタイン |
ファンドのタイプ | 海外株式型 |
設定日 | 2006年5月25日 |
信託期間 | 2034年6月15日まで |
決算日 | 6月15日、12月15日 |
受渡期間 | 5営業日 |
販売手数料(最大、税込み) | 3.3% |
信託報酬(全体、税込み) | 1.727% |
信託報酬(販売会社、税込み) | 0.825% |
信託財産留保額 | なし |
主な販売会社 |
野村證券 |
執筆/若山卓也(わかやまFPサービス)
証券会社で個人向け営業を経験し、その後ファイナンシャルプランナーとして独立。金融商品仲介業(IFA)および保険募集人に登録し、金融商品の販売も行う。2017年から金融系ライターとして活動。AFP、証券外務員一種、プライベートバンキング・コーディネーター。