・1300人の新成人が被害、前代未聞の事態に…「晴れの日」台無しの悪夢
今から34年前、元号が「平成」に改められました。内閣府によれば、平成は中国の古典『史記』から引用された言葉で、「国の内外にも天地にも平和が達成される」という意味が込められているそうです。
出所:内閣府 元号について
しかし、名前に込めた願いもむなしく、平成は国内外ともに大きな事件が何度も起こりました。
バブル崩壊に震災…波乱続きの平成史を振り返り
平成に起こった主な出来事を振り返ってみましょう。日本はバブルの絶頂で平成を迎えますが、その後は景気が停滞し、大手の金融機関がいくつも破綻する状況に陥りました。海外を震源地とする経済危機も頻発したこともあり、日本は低成長時代に突入します。
【平成の主な出来事(1989~2019年)】
平成から続く経済の停滞を「失われた30年」と呼ぶこともあるようです。1989年から2019年までのGDPを見ると、世界のGDPはおよそ4.3倍に成長しました。しかし日本の成長は約1.6倍にとどまり、G7(同2.9倍)と比べても見劣りします。
【ドル建てGDPの推移(1989年=100)】