2022年11月、三井住友信託銀行で多くの資金を集めたのは以下のファンドだった。

第1位「世界経済インデックスファンド」の概要

三井住友信託銀行の11月ランキング1位は、「世界経済インデックスファンド」だった。同ファンドは、先進国および新興国の株式と債券に分散投資することでリスクの低減を図るバランスファンドで、基本ポートフォリオは、債券50%、株式50%とする。同ファンドは2009年1月に設定され、10年以上の運用実績があり、設定来騰落率も+193.66%と好調だ。長期で安定的なリターンが期待できるファンドとして、12月以降も三井住友信託のランキング上位に入る可能性は高いだろう。

■世界経済インデックスファンド 
基準価額 29,267円
信託報酬 0.55%(年率・税込)
純資産残高 1,642.59億円

<騰落率>
1カ月 4.27%
3カ月 1.39%
6カ月 2.76%
1年    1.41%

※10月末時点

全体を見て:株価指数に連動するインデックスファンドが人気

三井住友信託銀行では、日経平均株価やS&P500種指数など株価指数に連動するインデックスファンドが人気だった。ランキング3位の「My SMT日経225インデックス(ノーロード)」は、日経平均株価(日経225)に連動する投資成果を目指すインデックスファンドである。日経平均株価は日本の株式市場全体の動きを示す株価指数で、国内外の市場関係者に最もよく知られている。また、225銘柄で構成されているため、「日経225」とも呼ばれている。11月の同ファンドの騰落率は1.39%のプラスリターンとなり、1年騰落率も2.48%のプラスとなっている。12月以降も三井住友信託銀行のランキング上位に入るかどうかに注目している。

■My SMT 日経225インデックス(ノーロード) 
基準価額 13,528円
信託報酬 0.154%(年率・税込)
純資産残高 33.94億円

<騰落率>
1カ月 1.39%
3カ月 0.34%
6カ月 3.46%
1年    2.48%

※11月末時点