2022年11月、みずほ銀行で多くの資金を集めたのは以下のファンドだった。
第1位「キャピタル世界株式ファンド」の概要
みずほ銀行の11月ランキング1位は、「キャピタル世界株式ファンド」だった。キャピタル世界株式ファンドが採用する運用戦略は、1973年に米国で運用を開始して以来、49年にわたり世界の成長を追い求め、長期的に良好な運用実績をあげてきた。そして、10月末時点における組入上位銘柄は、以下の通り。
1.テスラ(米国) 5.4%
2.マイクロソフト(米国) 4.0%
3.アルファベット(米国)2.3%
4.台湾セミコンダクター・マニュファクチャリング(台湾)1.8%
5.ノボ ノルディスク(デンマーク)1.7%
10月は+6.3%のプラスリターンとなった。12月以降もみずほ銀行のランキング上位に入るかどうかに注目している。
■キャピタル世界株式ファンド
基準価額 21,019円
信託報酬 1.701%(年率・税込)
純資産残高 3,300.4億円
<騰落率>
1カ月 6.3%
3カ月 1.3%
6カ月 1.6%
1年 -8.0%
※10月末時点
全体を見て:海外株式型ファンドが人気
みずほ銀行では、外国株式型ファンドの人気が高かった。ランキング2位の「ティー・ロウ・プライス 米国オールキャップ株式ファンド」は米国株式の中で、成長性が高いと判断される企業や、企業の本質的価値に対して過小評価されていると判断される企業の株式に投資するアクティブファンドで、銘柄選定に関しては、「ボトム・アップ・アプローチ」を重視した運用を行う。「ボトム・アップ・アプローチ」は、個別の企業を分析しながら投資対象をピックアップして、ポートフォリオを構築するアプローチの仕方のひとつ。この方法は、企業の将来性を個別の企業から判断し、投資判断をする。同ファンドは11月28日に設定され、設定日残高は380億円だった。12月に入ってから純資産残高は400億円を超えており、今後、どれだけ純資産残高を増やしていくかに注目している。
■ティー・ロウ・プライス 米国オールキャップ株式ファンド
基準価額 9,737円
信託報酬 1.5675%(年率・税込)
純資産残高 433.08億円
※12月7日時点