見直しは少数派? 下がらない家計の通信料金

通信業界で激しい価格競争が展開されていますが、実は家計が負担する通信料金はそれほど下がっていません。大手3社が一斉に格安プランをリリースした2021年3月以降も、家計の携帯電話通信料はおおむね1万円前後、消費支出全体に占める割合も3.5%前後でほぼ横ばいです。リリースから日が浅いこともありますが、格安プランへ見直す人は意外に少ないのかもしれません。

【家計の携帯電話通信料(2人以上世帯)】

総務省「家計調査」より著者作成

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通信料のように毎月発生する固定費は、見直すと家計改善の効果が長く見込めます。手続きは少し面倒ですが、格安プランへの変更を検討してみてはいかがでしょうか。

執筆/若山卓也(わかやまFPサービス)

証券会社で個人向け営業を経験し、その後ファイナンシャルプランナーとして独立。金融商品仲介業(IFA)および保険募集人に登録し、金融商品の販売も行う。2017年から金融系ライターとして活動。AFP、証券外務員一種、プライベートバンキング・コーディネーター。