つみたてNISA対象ファンドの年初来リターンランキング(2022年9月末時点)

出所:三菱アセット・ブレインズの提供データを基に編集部作成

つみたてNISA対象ファンド(つみたてNISA経由以外も含む)のリターンランキング上位には、外国株式型ファンドだけでなく、複合資産(バランスファンド)も多くランクインしている。ただ、全体的にパフォーマンスは良くないので、今年はどの分類でも厳しい環境だったといえるだろう。それでは、リターンランキング上位のファンドを2本紹介する。

iFree NYダウ・インデックス

つみたてNISA対象ファンドの2022年リターンランキング1位は、「iFree NYダウ・インデックス」だった。同ファンドは米国を代表する株価指数である NYダウ(ダウ・ジョーンズ工業株価平均)に連動する投資成果を目指すインデックスファンドである。NYダウはアップルやマイクロソフト、マクドナルドなど米国を代表する銘柄で構成されている。2022年のNYダウは下落しているが、同ファンドは円ベースなので、プラスリターンを確保した。

■iFree NYダウ・インデックス
基準価額 2万4922円
信託報酬  0.2475%(年率・税込)
純資産残高 393億円


1カ月 -3.8%
3カ月 0.2%
6カ月 -1.0%
1年  11.6%

(9月末時点)

ハッピーエイジング30

「ハッピーエイジング」は国内株式、国内債券、外国株式、外国債券、エマージング株式に分散投資するバランスファンドである。投資目的や投資期間、リスク許容度に応じてリスク水準の異なる5種類のファンド(ハッピーエイジング20~60)から選択できる。「ハッピーエイジング20」が最も積極的に運用を行うファンドで、「ハッピーエイジング60」が最も安定的な運用を行うファンドである。「ハッピーエイジング30」は国内外の株式の基準組入比率を70%とし、2番目にリスクを取るファンドだ。9月末時点における年初来リターンは+0.88%、1年騰落率は+1.42%となっている。そして、2012年9月からの設定来騰落率は+78.15%となっており、今後も安定的なリターンが期待できるファンドとして注目だ。

■ハッピーエイジング30
基準価額 1万7815円
信託報酬  1.485%(年率・税込)
純資産残高 172億1400万円


1カ月 -2.95%
3カ月  -0.75%
6カ月 -0.96%
1年 1.42%

(9月末時点)