今注目の書籍の一部を公開して読みどころを紹介するシリーズ。今回は、子どもにも家計にも最善な教育費の「かけ方」「貯め方」がわかる前田菜緒氏の『書けばわかる!わが家の家計にピッタリな子育て&教育費のかけ方』の第4章を特別に公開します(全4回/本記事は第1回)。著者本人が同書を解説する無料セミナー情報も!

※本記事は前田菜緒著『書けばわかる!わが家の家計にピッタリな子育て&教育費のかけ方』(翔泳社)から一部を抜粋・再編集したものです。

小学生のうちは貯める事に重点を置く

子どもが小学生になると、今までお金がかからなかったものにも、お金がかかるようになります。例えば交通費だと、小児運賃がかかります。普段の電車やバスでの移動費用はもちろんですが、帰省や旅行の時などに新幹線を利用すると、運賃は大人の半額ではあるものの、一気に料金がアップします。また、小学生になったら、塾や習い事が増えて費用がかさむ傾向があります。

しかし、子どもが小学生のうちはまだ貯め時といえるので、貯めることに重点をおくことを忘れないようにしましょう。それでは、小学生でどの程度のお金がかかるのかを確認しましょう。

公立小学校に払うのは、1か月あたり約9,000円

2018年度の文部科学省の調査によると、公立小学校の学校教育費は給食費を含めて年間10万7,000円です。この費用には、学校が集金した経費や教材費、修学旅行費、クラブ活動代、楽器代、体育用品代、給食費などが含まれます。

年間約11万円なので、1か月あたり約9,000円ですね。割安なのはもちろん義務教育なので私たちの税金が使われているためですが、週5日、朝から勉強を教えてくれて、しかもランチ付きで月約9,000円というのは格安な金額ではないでしょうか。