2022年9月、みずほ銀行で多くの資金を集めたのは以下のファンドだった。
第1位「キャピタル世界株式ファンド」の概要
みずほ銀行の9月ランキング1位は、「キャピタル世界株式ファンド」だった。同ファンドは世界各国の株式等に投資するアクティブファンドで、8月末時点における組入上位銘柄は以下の通り。
1.テスラ 6.2%
2.マイクロソフト 4.2%
3.アルファベット 2.8%
4.台湾セミコンダクター・マニュファクチャリング 2.5%
5.メタ・プラットフォームズ 1.7%
8月は0.2%のプラスリターンとなったものの、9月末時点における基準価額は19,778円と、8月末の20,786円に比べて約4.9%の下落となっている。10月以降も、同ファンドがみずほ銀行のランキング上位に入るかどうかに注目している。
■キャピタル世界株式ファンド
基準価額 20,786円
信託報酬 1.701%(年率・税込)
純資産残高 3,097.6億円
<騰落率>
1カ月 0.2%
3カ月 2.4%
6カ月 2.8%
1年 -4.1%
※8月末時点
全体を見て:海外株式型ファンドの人気が継続
みずほ銀行では、9月も海外株式型ファンドの人気が高かった。ランキング2位の「グローバル・ハイクオリティ成長株式ファンド(為替ヘッジなし)」は、世界のハイクオリティ成長企業に投資するアクティブファンドで、8月末時点における組入上位銘柄は、以下の通り。
1.ウーバー・テクノロジーズ(米国) 8.6%
2.サービスナウ(米国) 7.1%
3.HDFC銀行(インド) 7.0%
4.DSV(デンマーク) 6.0%
5.アマゾン・ドット・コム(米国) 5.2%
8月は2.68%のプラスリターンとなったものの、9月末時点における基準価額は21,595円と、8月末の23,408円に比べて7.8%の下落となっている。また、みずほ銀行ではランキング上位に入ったが、9月は32.28億円の資金流出となった。これは、国内公募追加型株式投資信託(ETF除く)の中で14番目の大きさである。10月以降も資金流出が続くかどうかに注目している。
■グローバル・ハイクオリティ成長株式ファンド(為替ヘッジなし)
基準価額 23,408円
信託報酬 1.87%(年率・税込)
純資産残高 5,125.73億円
<騰落率>
1カ月 2.68%
3カ月 6.10%
6カ月 -8.04%
1年 -24.01%
※8月末時点