2022年9月、野村證券で多くの資金を集めたのは以下のファンドだった。

第1位「野村インデックスファンド・日経225」の概要

野村證券の9月ランキング1位は、「野村インデックスファンド・日経225」だった。同ファンドは、日経平均株価(日経225)に採用されている銘柄を実質的な主要投資対象とするインデックスファンドである。8月は1.1%のプラスリターンとなったものの、9月末時点における基準価額は30,592円と、8月末の32,873円に比べて約7%の下落となった。ただ、日経平均株価に連動するインデックスファンドは、株価が下落する局面で買いが増える傾向にある。10月以降も、日経平均が下がる局面では、同ファンドに買いが入る可能性は高いだろう。

■野村インデックスファンド・日経225  
基準価額 32,873円
信託報酬 0.44%(年率・税込)
純資産残高 570.3億円

<騰落率>
1カ月 1.1%
3カ月 3.0%
6カ月 6.8%
1年    1.4%

※8月末時点

全体を見て:インデックスファンドが人気

野村證券では、日経平均株価やS&P500種株価指数を対象にしたインデックスファンドの人気が高かった。ランキング4位の「eMAXIS S&P500インデックス」は、米国を代表する株価指数であるS&P500種株価指数(配当込み、円換算ベース)に連動する投資成果を目指すインデックスファンドである。8月は0.9%のプラスリターンとなったものの、9月末時点における基準価額は140,71円と、8月末の14,733円に比べて約4.5%下落した。S&P500種株価指数は 9月に年初来安値を更新しており、上値の重い展開が続いている。10月以降も同ファンドが野村證券のランキング上位に入るかどうかに注目だ。

■eMAXIS S&P500インデックス  
基準価額 14,733円
信託報酬 0.33%(年率・税込)
純資産残高 184.06億円

<騰落率>
1カ月  0.9%
3カ月  3.9%
6カ月  9.7%
1年    12.1%

※8月末時点