IRの候補地はどこ? いつ決まる?

IRは当面最大3カ所までと定められています。当初は多くの自治体が立候補しましたが、現在は「大阪府・大阪市」と「長崎県」が有力とみられています。

大阪府と大阪市は人工島の「夢洲」(大阪市)、長崎県はエイチ・アイ・エスが運営する「ハウステンボス」の隣接地(佐世保市)を進出予定地として計画し、大阪府と大阪市は2022年4月27日に、長崎県は2022年4月26日にそれぞれ国に申請しました。

和歌山県も有力候補とみられていましたが、2022年4月に県議会によって計画案が否決され、いったん白紙となっています。

IRの申請は2022年4月28日で打ち切られ、現在は国による審査が行われています。ただし、認定の時期は明らかになっていません。なお、大阪府と大阪市は2029年秋~冬ごろの開業を目指しており、長崎県は2027年秋ごろの開業を目指しています。開発期間を考えれば、近々発表されてもおかしくなさそうですね。

執筆/若山卓也(わかやまFPサービス)

証券会社で個人向け営業を経験し、その後ファイナンシャルプランナーとして独立。金融商品仲介業(IFA)および保険募集人に登録し、金融商品の販売も行う。2017年から金融系ライターとして活動。AFP、証券外務員一種、プライベートバンキング・コーディネーター。