1月8日は「一か八か」の語呂合わせで「勝負事の日」とされています。年が明けたばかりで少し物騒ですね。皆さんは最近なにか勝負しましたか?
多くの方は、勝負事といえばスポーツのような健全なものを想像するでしょう。しかし中には「ギャンブル」をイメージする方もいるかもしれません。日本では賭博は罪ですが、宝くじや競馬など、公的に認められたものもあります。また2018年7月には「IR実施法」が成立し、国内に初めてカジノができる見通しです。
IR実施法がカジノを含む総合型リゾートの設立を目指すように、ギャンブルがレジャーの面を持つことは確かでしょう。しかし決してのめりこんではいけません。「還元率」を考えると、ギャンブルは負けるようにできているためです。
本記事で「ギャンブルに負ける理由」と「投資とギャンブルの違い」について、簡単に確認しましょう。
「一か八か」の「一」と「八」ってなに?
そもそもなぜ「一」と「八」で勝負事を表すのでしょうか? 理由は、「一か八か」の語源とされる有力な3つの説がいずれも賭け事に由来するためです。
・「丁」と「半」の上部分からとった説
サイコロを使った有名な賭け事「丁半ばくち」を由来とする説です。「丁」と「半」の漢字の上部分にそれぞれ「一」と「八」があるため、そこから「一か八か」となったのではないかと考えられています。
・「一か罰か」がなまった説
こちらもサイコロを使った賭博からの由来で、「1の目(あたり)が出るか、罰の目(はずれ)が出るか」という意味の「一か罰か」が変化したとする説です。「いちかばちか」の音から考えると、丁半ばくちの説よりは説得力がありますね。
・「一か八か釈迦十か」の説
これは3枚の札を引き、総計の末尾が9を最高点とする「かるた賭博」から来たとする説です。先の2枚で「一」と「八」の札を引いた場合、最高点を獲得するには「十」の札「釈迦十」を引かなければなりません。そこで「一か八か釈迦十か」という言葉が生まれ、「一か八か」に変化したのではないかという説です。