・10年で約3倍! 大人気の米国株も「信用取引」は危険? 気になる注意点

「世界で最も成功した投資家」と聞いて、誰を思い浮かべますか? おそらくウォーレン・バフェットを推す人は多いでしょう。驚異的なリターンを残したことや投資の考え方などから、多くの人に「投資の神様」や「オマハの賢人」と呼ばれています。

8月30日はバフェット氏が生まれた日で、今年92歳を迎えました。今日はバフェット氏が稼いだ驚異的なリターンと、直近のポートフォリオをチェックしましょう。

56年で2.8万倍!「オマハの賢人」の驚異的な手腕

バフェット氏は、自身の投資会社「バークシャー・ハサウェイ」(以下バークシャー)を通じ、これまで大きな利益を獲得してきました。1965~2021年の利回りは20.1%にも達しています。

利回り20.1%ということは、平均的に資産が毎年20.1%ずつ増えたということです。56年間の累計では資産をおよそ2万8000倍にしたということであり、100万円が約280億円になる計算です。バークシャーは、同じ期間の「S&P500(配当込み)」の利回り10.5%と比較しても圧倒的な実績を残しました。

出所:BERKSHIRE HATHAWAY INC. 2021 Annual Report 

バフェット氏が「オマハの賢人」とも称されるのは、その運用手腕だけが理由ではありません。自身も世界屈指の富裕層であるにもかかわらず質素な生活を送り、毎年夏には莫大な寄付をしていることも関係しているでしょう。フォーブスジャパンによると、バフェット氏は今年も約40億ドル相当の寄付を行ったようです。巨万の富を得てもおごらない人柄が、世界中の人々を引き付けているのかもしれません。

【バークシャー株価推移(月足、2012年7月~2022年7月)】

Investing.comより著者作成

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