不動産投資の利回りのワナ

最近では、箕輪さんのように早期リタイアに憧れて不動産投資に参入する方が増えています。会社員の副業としても不動産投資は人気があります。

不動産投資で非常に重要なのが利回りです。利回りが高ければ投資した金額に対する収益性が高くなるので、利回りが高いのに越したことはありません。

しかし、不動産会社の提示する「表面利回り」と投資家が知るべき「実質利回り」は異なるので要注意です。箕輪さんが調べたように、多くの不動産会社が提示する表面利回りは家賃をそのまま利回り計算に用いるものであり、経費などが考慮されていません。

似たものとして「想定利回り」が提示されるケースもあります。想定利回りとは、相場の家賃をもとに計算された利回りであり、表面利回りよりもさらに雑なものといっていいでしょう。

投資対象の物件を選ぶときには、不動産会社の提示する利回りをうのみにせず、自分で実質利回りを計算する必要があります。

節税対策について

箕輪さんは営業マンの「節税になりますよ」という言葉にも魅力を感じて物件を購入しました。しかし、節税になるということは不動産投資が赤字になるという意味です。収益を得るために投資をするのに赤字にしては本末転倒といっていいでしょう。

投資を行うなら、節税対策よりも「もうけを出す」ことに注力すべきです。節税に魅力を感じて投資をしようと思ったときには、一度ゆっくり考え直してみるようおすすめします。