数百本に1本! “ラッキーヱビス”に出合う方法

恵比壽ビヤホールは飲食業としても成功しましたが、もともとはサッポロビールの看板商品「ヱビスビール」の宣伝のために設立されました。ヱビスビールは1890年に発売されると瞬く間に人気を集め、今日まで130年以上愛される大ロングセラー商品となっています。現在の地名「恵比寿」は、ヱビスビールの製造工場や積み出し駅があったことに由来していることからも、ヱビスビールがいかに人気だったかがうかがえますね。ちなみにヱビスビールが発売された1890年2月25日にちなみ、毎年2月25日は「ヱビスの日」となっています。

ところで、ヱビスビールには“ラッキーヱビス”と呼ばれる特別なパッケージがあることをご存じでしょうか。通常は七福神の恵比寿様が1匹の鯛を抱いたデザインですが、ラッキーヱビスは鯛がさらにもう1匹描かれています。

サッポロビールによると、ラッキーヱビスが製造されるのは瓶のヱビスビール数百本に1本です。単純に考えれば出合える確率は1%以下しかありません。またその所在は一切明かされず、どの販売店や飲食店にあるのか誰も知ることができないのです。ヱビスビールファンなら一目見たいでしょうが、なかなか出合うことは難しいでしょう。

なお、「ヱビスビール記念館」(東京都渋谷区恵比寿4-20-1)にある数百本のヱビスビールの缶で作られたオブジェには、1本だけラッキーヱビスが使われています。どうしてもラッキーヱビスを見たい人は一度訪れてみてはいかがでしょうか。

出所:サッポロビール ヱビスマガジン

また、フリマアプリなどをのぞいてみるとラッキーヱビスを出品している人が多く見つかります。なんとなくありがたみが薄れますが、ラッキーヱビスに出合う1つの方法といえるかもしれません。