90歳になっても肉が食べられる人生を!

若返りのための運動のメニューは、第1章にイラスト付きで詳しくまとめています。筋活運動と骨活運動だけでなく、認知症を防ぐ運動や、オーラル・フレイル(口腔フレイル)を防ぐための運動も紹介しています。

口腔フレイルは、口腔機能の低化です。筋力の虚弱を身体フレイルというのに対し、口腔機能の虚弱が口腔フレイルです。口腔機能が低下すると、ろれつが回らなくなって、言葉で意思をうまく伝えられなくなるなど、さまざまな問題が起こってきます。なかでも深刻なのが誤嚥性肺炎の増加です。

口の筋活をしっかりやることで、90歳になっても硬いものが食べられる口腔機能を維持することが大事です。肉を食べることで、たんぱく質を補うことができ、全身の筋肉の減少を防ぐことができます。おいしいものを食べることで、生きていることの満足感も高まり、運動する気になります。よい循環が生まれるのです。

疲れない 太らない ボケない 60代からの鎌田式ズボラ筋トレ

 

鎌田 實著
発行所 エクスナレッジ
定価 1400円+税