外国債券型5月資金流入額1位は「パインブリッジ・キャピタル証券ファンド(為替ヘッジなし)」(39.04億円)

外国債券型ファンドの5月資金流入額1位は、「パインブリッジ・キャピタル証券ファンド(為替ヘッジなし)」の39.04億円だった。同ファンドは、劣後債や優先証券、偶発転換社債(CoCo債)などのキャピタル証券に投資するファンドである。キャピタル証券は国債や普通社債に比べてリスクが高いものの、その分利回りも高い傾向にある。同ファンドの組入銘柄の平均最終利回りも6.92%(5月末時点)と高く、インカムゲイン狙いの投資家から人気だ。6月以降も外国債券型ファンドの資金流入額上位に入る可能性は高いだろう。

■パインブリッジ・キャピタル証券ファンド(為替ヘッジなし)
基準価額 10,902円
信託報酬 1.463%(年率・税込)
純資産残高 182億円

<騰落率>
1カ月 -0.5%
3カ月  5.6%
6カ月  4.0%
1年     6.2%

※5月末時点)

外国債券型5月リターン1位は「東京海上Rogge世界ハイブリッド証券ファンド<ロシア・ルーブル>(毎月分配型)」(10.41%)

外国債券型5月リターン1位は「東京海上Rogge世界ハイブリッド証券ファンド<ロシア・ルーブル>(毎月分配型)」の+10.41%だった。同ファンドは、世界の金融機関が発行するハイブリッド証券などを主要対象とする債券ファンドである。ハイブリッド証券とは資本と負債の性格を併せ持った証券で、「劣後債」や「優先出資証券」などがある。同ファンドは円建てでは-0.77%だったが、円安・ロシアルーブル高が進んだので、+10.41%と高いリターンになった。

■東京海上Rogge世界ハイブリッド証券ファンド<ロシア・ルーブル>(毎月分配型)  
基準価額 4,550円
信託報酬 0.2475%(年率・税込)
純資産残高 2.72億円

<騰落率>
1カ月 10.41%
3カ月 32.54%
6カ月 17.52%
1年    22.71%

※5月末時点