〈前半のあらすじ〉
大学に入学したばかりの萌夏さん(18歳)は、いつものようにスマホでネットサーフィンをしていたときに目にした「エステの無料体験」という広告にひかれ、その場で申し込みをしました。
普段は3万円もするというエステコースは期待以上の内容で、実際に「無料」だったので萌夏さんはとても満足しました。しかし喜びもつかの間、帰ろうとすると「継続契約」を強く勧められ、巧みな誘い文句に断ることができず契約書にサインしてしまいます。
分割払いとはいえ、総額は30万円――。後から「解約したい」と申し出ても契約を理由に拒絶され……。彼女を救う方法は?
●断れなかった巧みな勧誘の内容とは… 前半の記事はこちら>>
若者はネットで詐欺被害に遭いやすい
萌夏さんに限らず、今の若者はほとんどがネットで情報を収集しています。SNSやネット記事に掲載されている広告に引っ掛かってしまうパターンが多いので注意しましょう。
無料商法だけでなく、投資や副業関係の詐欺に引っ掛かるケースも多々あります。
無料商法とは
無料商法とは、無料体験やキャンペーンなどとうたって「初回だけ無料」とし、その場で勧誘するなどして有料契約させる悪質商法です。
ネット上の画面で「初回無料」を強調しておきながら、余白部分に小さく「定期契約が前提」などと書いてあり、申し込みをすると気付かない間に2回目から有料となる定期契約をさせられるパターンもあります。
無料広告の注意点
ウェブ広告に「無料」と書いてあってもお得とは限りません。実際に何が無料なのか、どこまで無料なのか、無料となる範囲や条件などを確認しましょう。