FOMCメンバーの顔ぶれは?
アメリカの金融政策はFOMC(連邦公開市場委員会)で決定されます。年に8回行われ、直近では今月3~4日に行われました。次回は6月14~15日に開催が予定されています。
メンバーは毎年入れ替わり、2022年は以下13人で構成されています。それぞれ金融政策に対するスタンスが異なりますが、「全体的に“タカ派”が多い」と指摘する声もありました。想定よりも利上げペースが早まると株価をさらに押し下げるかもしれません。
【2022年のFOMCメンバー】
・ジェローム・パウエル(FRB議長)
・ジョン・ウィリアムズ(ニューヨーク連銀、FRB副議長)
・ミッシェル・ボウマン
・ラエル・ブレイナード
・ジェームズ・ブラード(セントルイス連銀)
・エスター・ジョージ(カンザスシティー連銀)
・ロレッタ・メスター(クリーブランド連銀)
・クリストファー・ウォラー
・メレディス・ブラック(ダラス連銀)
・チャールズ・エバンス(シカゴ連銀)
・パトリック・ハーカー(フィラデルフィア連銀)
・ナウリーン・ハッサン(ニューヨーク連銀)
・ニール・カシュカリ(ミネアポリス連銀)
※連銀=連邦準備銀行
出所:FRB Federal Open Market Committee
金融政策に与える影響の大きさから、FOMCメンバーは市場の注目を集めます。「ブラックアウト(※)」が明けるFOMC直後ではメンバーの発言に関するニュースも増えるでしょう。各メンバーがどのような考えを持っているか追ってみてはいかがでしょうか。
※ブラックアウト:金融政策に関する発言を制限するルール。メンバーはFOMCの前々週土曜日からFOMC終了時まで金融政策に関して踏み込んだ発言ができない。
執筆/若山卓也(わかやまFPサービス)
証券会社で個人向け営業を経験し、その後ファイナンシャルプランナーとして独立。金融商品仲介業(IFA)および保険募集人に登録し、金融商品の販売も行う。2017年から金融系ライターとして活動。AFP、証券外務員一種、プライベートバンキング・コーディネーター。