今のFRB議長パウエルさんってどんな人?

現在のFRB議長はジェローム・パウエル氏です。バーナンキ氏同様、コロナショックから続いていた金融緩和を修正する役回りとなりました。現在はインフレの高止まりも懸念されているため難しいかじ取りになりそうです。

パウエル氏は弁護士出身で、2018年2月からFRB議長に就任しました。ブッシュ政権下では米国財務省の次官を務めています。2005年までは世界的な投資会社「カーライル」のパートナーとして活動していました。

弁護士出身ということもあり金融政策を危ぶむ声もありましたが、新型コロナウイルスの流行時に緊急利下げを断行するなど柔軟な対応が評価されています。

現在FRBは金融緩和を縮小していますが、パウエル氏は2021年から何度もアナウンスしていました。このような対応もあり、現時点で株式はバーナンキショックほど下落していません。投資家にとって市場との対話姿勢が強いパウエル氏は透明性が高く安心できる人物といえそうです。