50代、人生のステージが変わるとき?

残りの人生、一緒に暮らすのはこの人じゃないかもしれない……。

子どもたちが成長し、親としての役割も一段落。肩の荷がおりたと安堵すると同時に、改めて感じる自分自身の老い。子育てに夢中で気が付かなかったけれど、これからの人生、このままでいいんだろうか?

実はファイナンシャルプランナーとしてお客様からのライフプラン相談に応じていると、こんなお客様の想いが見え隠れすることが少なくありません。お金の不安ごとには、心の不安ごとが影響することも多く、「もしひとりになったらこれからの暮らしはどうなるのだろう?」という声にならない声に寄り添う必要があります。

もちろん「ひとり」とは、離婚もあるでしょうし、一緒に暮らしながらも感覚的にはひとりというのもあるでしょう、だれだって最後はひとりなのですから、「オイカツ」には、ひとりで生きる人生設計も大切です。

特に若いときと違って、50歳を過ぎると就労収入を得続けることがだんだん難しくなります。今の職場であと何年働けるのか? 年収はどのくらいか? なども見積もらなければなりません。今まで働いていなかった方は、これから働けるのかをシビアに考えなければなりません。