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4月10日は「社長の日」です。日付の410がシーイーオー(CEO:最高経営責任者)と読めることから、「社長チップス」といったお菓子開発などを手掛ける企業「ESSPRIDE(エスプライド)」が制定しました。

社長という仕事には華やかなイメージもありますが実際はどうなのでしょうか? 今日は公的な調査から日本の社長についてフォーカスしてみましょう。

日本に社長はどれくらいいる?

まずは日本の社長の数について注目してみましょう。国税庁「会社標本調査(2019年度)」によると法人の数は274万5437社となりました(連結子法人は除く)。したがって日本に社長はおよそ275万人いると考えられます。京都府の人口が約255万人なので、そう考えると社長は意外に多いように感じられますね。

では社長の割合はどれくらいなのでしょうか? 総務省の「人口推計」によると、2019年における日本の総人口は約1億2617万人。つまり日本人全体の約2.2%が社長だといえます。50人集まると1人は社長がいる計算です。

ただし総人口は高齢者など働いていない世代も含まれるため、社長の割合を測る分母としては適さないかもしれません。そこで生産年齢人口(15~64歳の人口)と比較してみましょう。2019年の生産年齢人口は約7507万人のため、こちらから考えれば社長の割合はおよそ3.7%と計算できます。また、国税庁「民間給与実態統計調査」によると2019年の給与所得者は5990万人であり、これをベースに考えると社長の割合は約4.6%となりました。