日本の有名な社長たち
上述の通り、全体を俯瞰すると社長というだけで成功しているとは限りません。むしろ赤字企業のほうが多いという状況です。
しかし中には大成功している社長ももちろんいます。ここでは上場企業の経営者の中から特に有名な3人の社長(会長職含む)を紹介します。
孫正義(そん・まさよし)
ソフトバンクグループ代表取締役会長兼社長執行役員。1957年生まれ。米カリフォルニア大学在学中にパソコン時代の到来を確信し1981年に日本ソフトバンク(現ソフトバンクグループ)を設立。通信事業などを中心にグループを拡大させる。
永守重信(ながもり・しげのぶ)
日本電産代表取締役会長。1944年生まれ。1973年に日本電産を創業するも国内で受注が伸びないことから渡米し、米3M(スリーエム)からモーターの大型受注を獲得。これをきっかけに国内外で受注が拡大し、現在では多数の製品で世界シェア首位の座を占めている。
似鳥昭雄(にとり・あきお)
ニトリホールディングス代表取締役会長。1944年生まれ。1967年に似鳥家具店(現ニトリホールディングス)を創業。初期は競合の出店や社員の横領などで経営難に陥るも、視察した米国家具チェーンからヒントを得て「ニトリ」を国内有力ブランドに育て上げる。
執筆/若山卓也(わかやまFPサービス)
証券会社で個人向け営業を経験し、その後ファイナンシャルプランナーとして独立。金融商品仲介業(IFA)および保険募集人に登録し、金融商品の販売も行う。2017年から金融系ライターとして活動。AFP、証券外務員一種、プライベートバンキング・コーディネーター。