ここに注目:ナスダック100指数に連動するブル型ファンドが人気

7位に「iFree レバレッジNASDAQ100」、8位に「楽天レバレッジNASDAQ-100」がランクインしている。どちらも日々の基準価額の値動きがNASDAQ100指数の値動きの2倍程度となることを目指すブル型ファンドである。NASDAQ100指数は、米国のナスダック市場に上場している時価総額の大きい100社の株式で構成される株価指数(金融を除く)。アップルやマイクロソフトなどハイテク企業の動向を表す指数として有名だ。しかし、FRB(米連邦準備制度理事会)が3月から利上げを開始する見通しで、米長期金利が上昇。相対的な割高感が目立つハイテク株は売りが優勢になっている。1月のNASDAQ100指数は12.3%下落し、2月も4.7%の下げとなった。8位の「楽天レバレッジNASDAQ-100」の2月末時点における基準価額は7,347円で、1月の高値10,135円から約28%下落している。3月も米国の利上げ観測とウクライナ情勢の緊迫化によって株式市場は不安定な展開が続きそうだ。NASDAQ100指数に連動するブル型ファンドはハイリスク・ハイリターンの金融商品なので、リスク管理をきちんとするようにしたい。