複合資産(バランス型)の1月リターン1位は「アムンディ・サステナブル・インカム・ファンド」(2.27%)

複合資産(バランス型)の1月リターン1位は、「アムンディ・サステナブル・インカム・ファンド」だった。同ファンドは、世界の株式や債券に投資するバランスファンドで、モーニングスターの「ファンド オブ ザ イヤー2021」のバランス型部門「優秀ファンド賞」を受賞している。ハイイールド債や新興国債券などにも投資するので、ポートフォリオの利回りが6.18%と高い点が魅力である。1月の株式市場は情報技術などのグロース銘柄は大幅に下落したが、金融やエネルギーなどのバリュー株がプラスになった。今後もインフレ上昇と金利上昇から恩恵を受けるバリュー株の比率を増やしていく運用方針。2月の騰落率もプラスになるかどうかに注目だ。

複合資産(バランスファンド)は上位2ファンド以外すべてマイナス

複合資産は、リターン1位の「アムンディ・サステナブル・インカム・ファンド」(2.3%)と2位の「日興アッシュモア新興国財産3分法F毎月分配型(ブラジルレアル)」(2.0%)以外は、すべてマイナスリターンとなっている。ただ、複合資産には1月に約760億円の資金が流入し、12月の約680億円から増加。9カ月連続の資金流入超となった。資金流入がもっとも多かったのは「投資のソムリエ」で、1月は約101億円の資金流入があった。投資のソムリエの純資産残高は約6,394億円で、国内公募追加型株式投資信託(ETF除く)の中で8番目の大きさである。株式市場の不安定さが増している中、今後、複合資産に注目が集まる可能性は高いだろう。